2008年8月11日月曜日

天津の地に散る。

残念です。
本当に残念です。

結果も然ることながら、
スタジアムの雰囲気も残念でした。

私の席は中国人に囲まれていたのですが、
皆、尼日利业を応援しておりました。
隣国なのになぜ応援してくれないのでしょうか。
そこには「反日」の2文字では片づけられない理由があると思ったので、
以下、私の意見を書きます。

①中国人は勝ち馬に乗る
「判官贔屓」という言葉が日本にはありますが、
中国に存在せず、中国人はどちらかというと勝ち馬に乗るそうです。
中国人はメンツを大切にすると聞きました。
自分が応援していたチームが負けたとしたら、
自分のメンツが丸つぶれですからね。

②第三国を応援する
利害関係の少ないナイジェリアを応援するほうが都合がよいのかなと。
これは日本人にも言えることかと思いますが、
当たり障りない方を選んだのではないでしょうか。
あと、日本を応援することで4年前のアジアカップでのブーイングを否定することになってしまいます。
過去の自分を否定することも中国人的に好まないのかなとも思いました。

③NIPPON流を貫いたNIPPONサポーター
NIPPONサポーターは「オー!バモッ!ニーポン!」のコールで応援していました。
日本人にはなじみのある応援歌ですが、外国人にとっては当然チンプンカンプンです。
その点、ナイジェリアの応援団は賢いなと思いました。
「加油!加油!」という声援を送ることで、周囲の中国人を巻き込み、
スタジアム全体がナイジェリアを応援するムードとなったのです。
もし仮にNIPPONサポーターが「オー!ジャーヨォ!ジーベン!」と歌っていたのならば、
スタジアムの雰囲気も変わり、選手たちにミエナイチカラを授けたかもしれません。
勝負の世界に「たられば」は没有ですが結果は違ったものになったかもしれませんね。

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